love to sing




私も立ち上がって椅子に座った。



カレーだ。


「いただきます。」


「………」


「美味しいね」


「………」

軽く睨まれた。
あくまでお世辞ではない。


「…友達いっぱいできたんだな?男もかー」

急に意味のわからない事を言い出したお兄ちゃん。


「“望月さんに一目惚れ”だってよ?」

「は?なんのこと?」


お兄ちゃんの手には




私の携帯。



「勝手にとったの?」


「とってない。ここに置いてあった」



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