君に聴かせたい
ドラムロールが流れる。




前に立ってる由里が両手で祈るようなポーズをしている。




スポットライトが右に左に大きく揺れた。




俺らは最高の演奏をしたんだ。




これで認められないんであれば、こんな業界こっちからお断りだ。




「エントリーナンバー10番、


ドラスティックシネマ!!」





熱いくらいのスポットが当たり大歓声が起こった。


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