君に聴かせたい
廊下を通りリビングに入る。



部屋の奥に小さな祭壇があった。



「麻梨、涼太くんと由里さんが来てくれたわ」



うながされ祭壇の前に立つ。






麻梨はこちらを見て笑っていた。


写真の横には見覚えのあるチョーカー...




ほんとに現実なのか?



夢をヴァーチャル体験してるみたいだ...






由里が手を合わせるのを見て、わけもわからないまま手を合わせた。



「ありがとう...」



嗚咽が入り混じった声が聞こえた。


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