君に聴かせたい
曲を重ねるごとに、シネマのサウンドがどれだけのレベルなのかわかった。



拓海と由里はもちろんだが修平にしてもそうだ。



龍也とあれだけ合わなかったビートが何事もなかったように刻まれる。



もっとも修平は「涼太のグルーヴに合わせた方が気持ちいい」としか言わない。



まさに感覚で叩いてるんだろう。




これがライブ本番になったときどう変化するのか?




末恐ろしさに背筋に寒気が走った。

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