君に聴かせたい
一瞬考えた拓海はすぐに了承した。




「了解。そしたら俺、修平、涼太の順で入れて最後に4曲目のリフ8小節にしよう。

そこに由里が入れ。

そのまま5曲目突入だ」



「わかった」




なんでそんな提案したかって?




どうやら俺にもプライドがあったらしい。




軽いBGMの中、前のバンドと入れ替わるようにステージに出て行った。

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