君に聴かせたい
もちろん忘れるわけがない。


シネマを倒すと決めたコンテストだ。




あいまいにうなづいた。



「あのとき涼太に声掛けたでしょ?」




確かに表彰式のあと由里と拓海に声をかけられた。



それからなんとなく顔見知りになっていったんだ。





「涼太のベース聴いたときほんとにビックリした。

心臓が止まるかと思ったくらい。

思わず拓海と顔を見合わせたもん」





「でも俺らの演奏ボロボロだったぞ」

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