君に聴かせたい
前方に見覚えのある人影が見え、俺らを確認すると近づいてきた。




「龍也?」




どうりで見覚えがあるはずだ。




「よう涼太、ちょっと話があるんだけど」




メンバーは怪訝な顔をしながらも、先に行ってると言うようにうなづく。




龍也と一緒に人気の少ない細い路地へ入った。

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