恋ごころ*中学生恋愛*
「天地、いっしょに帰ろ♪」

あの、女の声…??



そのとき、天地と、ユリアにすれ違った。

天地とは、目も合わさない。

前にもこんなことがあったけど、

それよりも何倍も冷たい、すれ違いだった。

「天地…!!マジで、あんな性格悪そうな女と付き合ってんの??」

「…そうみたい。天地も、好きって言ってた…から。」

「でも、あの子別のクラスじゃん。だってうちと天地同クラだけど、あんな女いないし!!」


「滝澤ユリア。」


後ろから、声がした。

「佐川…?」

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