恋ごころ*中学生恋愛*

「好きなんだけど、お前のこと。」

チッチッと、時計の音がホールに響いた。

「…え…??」

好き…??

佐野先輩が私を好き!?

「オマエがアイツのこと諦められないって、分かってる。」

佐野先輩は、すごい真剣な顔してた。

「でも俺は、はじめて見たときから、お前が好きだった。」

「嘘…」

「嘘じゃない。本気。…天地を諦めたいなら、前を見ればいい。」

"だから、俺と付き合ってみないか??"

先輩はそう続ける。

「でも…今は、恋とかあんまり考えたくなくて…!!」

どうしていいか分からない。

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