恋ごころ*中学生恋愛*
「え??変えるの??」
「いろんな相手とやっておいた方がいいだろ。俺と河野、石田と棗、永井と小林で。」
嘘つき。
私と2人きりになるのが気まずいんでしょ…
千晴先輩、顔赤い…。
やっぱり、佐野先輩のこと好きなのかな。
私は知らぬ間に、先輩を見つめていた。
「じゃあ、普通に読み合わせからやる??実演しちゃう??」
「…もう実演しても大丈夫じゃない??」
「そうだよね!!…佐野先輩と、なんかあったでしょ~??」
え??
「図星☆天地は、ふっきれたんだね。よかったぁ~」
そういって繭は笑った。
ごめん、繭…あんま吹っ切れてない。