恋ごころ*中学生恋愛*
*ホントは…
「しーほちゃん♪」
トイレの入り口付近で、ユリアに会った。
「今日はおつかれー♪すっごく、よかったよ☆」
「なんで、来たの??」
「なんでって…天地連れてったら、喜ぶかなって思って♪」
余裕で、笑うユリア。
絶対わざとやってるんだ。
ホント、この女性格悪くていやになる。
「ホント、むかつく。もう私に関わんないでよ。」
「…天地のコト。好きなくせに~♪親切は素直に受け取ろうよ♪」
もう、やだ。
苦しい、悔しい、いらつく…ッッ
「きゃ…ッッ」
無意識のうちに、ユリアの髪を掴んで引っ張った。
「ちょ…離しなさいよ…!!いたッッ…」
「ユリア??」
天地の声。
思わず、手を離した。