恋ごころ*中学生恋愛*
天地を見るとドキドキ…
あれ、しない。
天地を見ても、どうも思わない。
なんで…
「黙ってるってコトは、やっぱ天地のコト好きなんだね。」
「…好きじゃない」
「へ…??」
「だって、なにも感じないもん、天地を見ても。」
「嘘…だって、舞台で動揺してたじゃん!!」
「あー…それは多分、ユリアにだと思う。」
「な…なにそれ。」
「まぁ結論的に、天地のコトはもう好きじゃない」
やっと、私の恋ごころは結論を出した。
「…ユリア、志帆と話があるから、席はずしてて」
今まで黙ってた天地が、しゃべった。