恋ごころ*中学生恋愛*
「じゃあやろッッ」
そのとき。
「小林さん、いる!?」
突然、ホールに誰か入ってきた。
「俺、天地の友達!!マジやべぇんだ、ちょっと来てくんない??」
天地に、なにかあったの…??
あまりに焦ってて、急いでたから
断れなくて。
そのままついていってしまった。
「…天地…ッッ!!」
連れてかれた体育館裏の状況を見て、絶句した。
ぐったりした天地と、仁王立ちのユリア。
「ユリア…あんた、何して…!!」
「ひどい…ひどい…ひどい…。天地は、ユリアが好きじゃなかった…。好きじゃない…好きじゃない…」
おかしい、尋常じゃない。