恋ごころ*中学生恋愛*

助けに来て、くれたんだ。

「おい、やめろ。もう先生呼んだから」

後ろから、いろんな先生が出てきた。

救急車も来て、天地は運ばれた。

私と先輩は、一緒に乗って病院まで行った。

「先輩、ありがとうございます。」

「別に、お前のためじゃないけど。」

「志帆のため…?」

「違うっつったら嘘になる」

そんな言葉にも、顔が赤くなる。

「俺、佐野先輩信頼してます。だから…」

「分かってる」

え、なに。

男同士の会話は、たまにわからない。

「病院つきました!!」

天地は治療室に運ばれる。

私と先輩は二人きり。
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