恋ごころ*中学生恋愛*
「佐野先輩、ありがと」
徐々にコイツも俺になれて
たまに憎まれ口を叩くようになる。
まぁ、そんなとこも可愛いって、思うけど。
「う…うわーん!!」
あんな男のために泣くコイツ。
恋が叶わなくて、一人で悩んで。
俺が、支えてやりたかった。
必要とされたくて。
「お前、小林をこれ以上苦しめるな」
小林には言わず、池上天地の元へ向かった。
「…小林がすきなんだろ。なんであんなヤツと付き合ってんだよ。」
「…志帆のコトは好きです。だから、よろしく頼みます。」
ユリアって女は、病気なんだとあとから知った。