恋ごころ*中学生恋愛*

「話??ここでいい??」

もう誰も教室にはいなかった。

「うん、いいよ。」

河野は、赤い顔でうつむいてた。

「…好き、佐野君が。」

「…」

やっぱり。

河野は、信頼できる女だけど。

好きなのは、小林だけで。

「ごめんな、でもありがとう。」

「…志帆ちゃんが、好きなんだよね??」

「え…??」

「もっと早く、告ればよかった…。ただ、これだけは覚えておいて。私、中1のころから佐野君が、好きだったよ…!!」

そういって、泣き始める。

こういうときってどうしたらいいか分からない。

ただ、謝ったりなだめたりしかできない。

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