恋ごころ*中学生恋愛*

*気づいて…

一旦休憩が入る。

一年生はみんな、そのまま座っていたけど。

私は、不意に開いていた窓の外を覗いてみた。


「天地くん!!一緒の部活はいらない??理科部合わなかったんでしょ?」

「いや…いいよ。遠慮しとく。」


天地…?

ここは1階だから、会話も聞こえる。

誰?その子…。
天地に触んないでよ!!!!

"天地くん"なんて呼ばないでよ…

「志帆??どうしたの??」

繭が聞いてきた。

「繭…あの子…誰…?」

繭は、とまどいながら窓の外を見た。

「あの子…天地の隣の席になってた子…名前まだ知らないけど」

うちらと違う小学校の子じゃん…

そんな子が、天地に軽々しく触んないで!!


…私、かっこ悪い…

こんなのただの最低な女じゃん…


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