春蘭学園の恋愛事情
***
あれから月日は流れ、
今日にいたる。
相変わらず現在進行形で
高2になっても童貞を貫き、
Cクラスに居座る俺。
そして、
あの頃からコイツは
なにかと俺に
つきまとってくる。
「先輩!!
Cクラスでは
どんなお勉強を
するんですか??」
初めのように
可愛いと思う気力は
もう俺にはない。
罪のない顔をしながら
憎い言葉を並べるコイツが
うっとうしくて仕方ない。
聞く側からすれば
明らかにバカに
されてる言葉だが、
本人は真面目な顔を
しているので
怒る気にもなれない。
「…色々だ。」
と俺が適当に答えると、