君を想うと~Special event~
あ、頭がイタイ……。
なんだコレは。
今の仁の話を整理すると俺と高宮は結婚していて。
仁と美織は俺たちの子どもってコトになる。
だけど俺は高宮と結婚した覚えもなければ、プロポーズした覚えもない。
ましてや子どもを育てた覚えもない。
じゃあ…目の前に広がってるこの光景はなんだ?
夢にしてはリアルすぎる。
だけど現実にはありえないシチュエーション。
ハァ~と頭を抱えながら目にした新聞を見て。
俺は
「はあっ????!!!!」
と思わず大声をあげてしまった。