君を想うと~Special event~



「慎……」



「仁!!ワガママ言わずに降りてこい!!」







俺が下から声をかけると、仁は“信じられない”とでも言うような目をして俺を見てる。





「高宮のプレゼント一緒に探すんだろ?お前、あんなに楽しみにしてたじゃないか!!」






周りにいる野次馬達の視線が痛い。




は~、どうせ俺達の事バカ家族だと思って見てるんだろうな~(涙)





だけど恥よりも外聞よりも、仁が大事だ。




アイツに何かあったら…

俺は、一生自分を恨むに違いないから。







< 40 / 67 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop