3人の恋人!?
「椎・・・」
そこには壁によりかかってこっちを見ている椎の姿があった。
二宮椎(にのみやしい)
外見は一言で言うと容姿端麗。
人には冷たい態度を取るけど、あたしだけにはとても優しい。
外見も内面も完璧だとあたしは思う。
そして・・・
あたしの彼氏。
椎とは1年のクリスマスから付き合い始めた。
それも、椎からの猛アピールを受けて・・・
思い出すだけで笑いが止まらなくなる。
『お前・・・イッシーのホームランと雷当たってたな(笑)』
「ゔぅ・・・うるさい//」
『なーに顔赤くしちゃってんの?』
「っっ!もぉー椎のバカぁ!!」
椎、Sが・・・見えてるよ・・・
『俺でもホームランは当たったこと無いのに(笑)』
「う、うるさい!!」
必死で対抗するが・・・
『おっ。ムキになってる(笑)』
「ゔぅ・・・」
やっぱり椎にはかなわない。
『まぁーいいけど・・・もう次の授業始まるよ。そろそろ教室に入ろ?』
あ・・・そうか!
「うん!」
あたしと椎は教室に入った。