黒猫 - 迷子の不良黒猫ちゃん - 【完】
1章:男子校に黒猫ちゃん
今は、雪も溶けたし、桜も咲いた春。
窓から暖かな光が入ってくるため、リビングの窓際で昼寝をしていると
「鈴ちゃーん!話があるからちょっと来て?」
お母さんがソファーに座って手招きをしていた。
『……動きたくない。』
姿も見えるし、声も聞こえるんだから、このまま話せば良いのに……と思っていると
「……鈴ちゃん?来るわよね…?」
『今すぐ行きます。』
お母さんの後ろにブラックオーラと般若が見えたため、素直に従うことにした。
うん、怖かったからね。
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