黒猫 - 迷子の不良黒猫ちゃん - 【完】
8章:犯人捜しの黒猫ちゃん
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次の日ー…
「とゆーわけで、犯人見つけて絞めるでー!」
『暁人…。うるさ…Zzzz。』
「鈴ちゃん寝らんといてー!」
午前7時
下足箱の近くに私、暁人、龍が潜んでます。
「おい。」
龍が私の肩を揺すって起こす。
『ん、なに?』
「なんでまた変装してるんだよ。せめて眼鏡はずせ。」
そう言って龍はカチャ…と私の眼鏡をはずした。
『んー……Zzz。』
私は目をゴシゴシとこすってまた眠る。
「やっぱ、猫……だな。」
龍は私の頭を自分の胸元に押さえつけ、抱きしめた。
「なんか、わい、めっちゃ邪魔みたいやん……。」
暁人は疎外感を味わっていた。