黒猫 - 迷子の不良黒猫ちゃん - 【完】
そのとき
「あれ?九条さん。今日は早いっすね。」
『………ポチ。』
ポチがきた。
皆さんお忘れの←
佐々木 卓くんです。
「九条さん、何してるんすか?」
『あー…。お仕置き?』
「お仕置き?……あぁ、あの嫌がらせ、先輩だったんすか。」
ポチは龍と男子を見て理解したようだ。
てか、あの男子、先輩なんだ……。
「先輩、嫌がらせはダメっすよ。」
「さ、佐々木だって猫みたいじゃねーから嫌いって言ってたじゃねーか!」
先輩はポチに怒鳴る。
私は、そういえばポチはそんなこと言ってたね。と、かるく現実逃避。
するとポチは目を輝かせて熱弁しだした。
「なに言ってんすか先輩!九条さんは気高く、美しく、強いんス!
それはもう獅子のごとく!猫科最強ッスよ!」
「………。」
先輩は圧倒されたみたいだ。