黒猫 - 迷子の不良黒猫ちゃん - 【完】
だけど
そんな視線には気づかないフリ。
そのまま学校まで行った。
昨日、クラス分け見てないけど(サボったしね)
理事長に電話して教えてもらっていた。
私のクラスは1-2らしい。
教室の前まで来たからガラッとドアを開けると
さっきまでワイワイとにぎやか(うるさいとも言う)だった室内が
シ――――ン……
と静まりかえった。
…なんかみんな凝視してくるんですけど。
『何?』
と、ニッコリ笑顔で言うと
みんなそれぞれの友達と話し出した。
別に目線で脅したりはしてない。