黒猫 - 迷子の不良黒猫ちゃん - 【完】
5章:獅子のような黒猫ちゃん
何処にでも阿呆な人って居るもんだなぁ、と思った。
『………。』
体育館裏に来たのは良いけど………どうしよう。
周りには厳つい男達………じゃなくて
『なにこの猫のぬいぐるみの山。』
そうです。
体育館裏は
猫のぬいぐるみと猫グッズでいっぱいでした。
え?
なんでこんな所に呼び出されてんの私。
肩に乗ってる黒猫も固まっちゃってるからね?
なんなの?
阿呆なの?
いや、阿呆だよね、断定できるよ。自信持って言えるよ。