黒猫 - 迷子の不良黒猫ちゃん - 【完】
『でもポチはハチ公ほど立派じゃないね。』
「何のことッスか!?しかも何気に俺が立派じゃないって言ったッスね!」
言ってはないよ。
遠まわしに伝えただけで。←
「そんなことより九条さん。」
『ん?』
「なんでそんな強いんスか?」
『………。』
[黒猫]だから、とは言えない。
よし、流そう。
『ほら、ポチ。日が暮れてきたよ。そろそろ帰れ。
ほら、ハウス。』
「ま、また犬扱い!……でもそろそろ帰るッス!」
流されたね、ポチ。
結構強引な流し方だと思ったけど、すんなり流されたね。
ま、良いんだけどさ。