黒猫 - 迷子の不良黒猫ちゃん - 【完】





『でもポチはハチ公ほど立派じゃないね。』



「何のことッスか!?しかも何気に俺が立派じゃないって言ったッスね!」





言ってはないよ。


遠まわしに伝えただけで。←






「そんなことより九条さん。」


『ん?』



「なんでそんな強いんスか?」



『………。』





[黒猫]だから、とは言えない。




よし、流そう。






『ほら、ポチ。日が暮れてきたよ。そろそろ帰れ。
ほら、ハウス。』



「ま、また犬扱い!……でもそろそろ帰るッス!」








流されたね、ポチ。


結構強引な流し方だと思ったけど、すんなり流されたね。





ま、良いんだけどさ。








< 81 / 212 >

この作品をシェア

pagetop