黒猫 - 迷子の不良黒猫ちゃん - 【完】





そして今
下足箱の前。




『………。』


「ミー。」


『あ、レイ。触っちゃダメ。』




私はレイが下足箱に近寄ろうとするのを止めた。


いや、だってね?





『これ、画鋲、何個入ってるんだろ?』



画鋲ギッシリ。





まあ敵対視されてるのはポチ達だけじゃなかったってことだね。






でもさ、画鋲ってアレでしょ?


バレないようにして踏ませるのが目的じゃん。




コレはバレるでしょ。







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