黒猫 - 迷子の不良黒猫ちゃん - 【完】
『えーっと………九条 鈴。正真正銘女です。
あ、あと[黒猫]で、〔九条コーポレーション〕のご令嬢?とかいうやつです。』
なんか敬語になったけどまあいっか。
最後の言葉には
龍もビックリしてた。
「おま…〔九条コーポレーション〕ってあのIT企業の「[黒猫]!?って、あの[黒猫]なんか!?」」
暁人が龍の言葉を遮って叫んだ。
「………。」
龍は無言で暁人を睨んだ。
殺気のオマケ付きで。
龍さん太っ腹ー。←棒読み
「わぁー!すまん!龍騎!悪気はなかったんや!
せやから、そう睨むなや!」
土下座でもしそうな勢いで謝る暁人。
しかし反応しない龍。
「り、龍騎……さん?ー…ゴフッ!」
「死んで報いろよ。」
龍が暁人を
なんていうか…こう……踏んづけた。
死んで報いろ、って…
罪状、龍の言葉を遮った。みたいな?
罪軽くない?
死ぬ必要ないじゃん。