fantasy・story
……一時間後……
シャネルと翡翠は酒場で
落ち合っていた。
「よっす!シャネル………ん?
どーかしたか?」
「いや…何でもない。さて、
奴らを捜すぞ。」
シャネルはそう言った。
でも、翡翠の頭には又しても
?マークが浮かんだ。
「あぁ……!でも、どーやって
捜すんだ?」
とシャネルに問いかけた。
「私の言霊で捜す。
『探索』『地図』『犯人』
…このように3つの言葉を
組み合わせると…
奴らの居場所が分かる…うっ…」
言霊を唱えたあと、
突然シャネルがうめきだした。
「えっ!?ちょ、シャネル!
どーした!!?」
翡翠は、慌てている。
「いや…言霊の反動だ。
言霊を使うごとに一年寿命が
縮む…だけだ…」
そう、シャネルは言う。
言霊を使うには、何か犠牲を
払わなければいけない。
それは、言霊使いによって違う。
例えば、
記憶を無くしていく……
命を落とす……
若さを無くす……
など、様々あるのだ。
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