NON STOP LOVE



高校三年の秋。





「ゆーいっ!」

「‥‥なに」

「お菓子くれなきゃイタズラするぜぇい!」




ふざけたテンションで
こんなふざけたことを言うこいつは、

一応わたしの彼氏の光啓。




「なに言ってんの?」

「日本語だけど?もしかして英語が良かった!?」

「いや、いい。」

「あっそぅ。てか、お菓子!ちょうだい?」

「えぇ〜、はい」





ポケットに入ってたいちごみるくの飴を
光啓に渡す。




「‥‥っち」




いま舌打ちしたよね!?

なんで!?




「食っちゃた、つぎ!」

「ないし」





ほんとはある。

だけど、この飴は‥‥



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