NON STOP LOVE



「‥‥光啓」

「相変わらず柚衣は足速ぇな」

「ま、まあね」



そう言うと光啓は
にこっと笑ってひとことこう言った。




「イタズラ始めー」

「!!」




なにされるのかと思って目を瞑ると

口に柔らかい感触。



ゆっくり目を開けると、
目の前には光啓の整った顔。



ビックリして目を開けてると、
光啓が唇を離して、



「柚衣。しづらい」



って言った。



あっごめん、って言うとだんだん近づいてくる唇。



ゆっくりと開けている目を閉じると
また重なった。



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