NON STOP LOVE



手首を壁に押さえ付けられてるから抵抗はできない。


それをいいことに、
だんだん深くなってくるキス。



寒さも忘れて夢中でしていた。



夢中すぎて、忘れていたことがもうひとつ。





「っ!」



バッと急に離される唇。




えっ?なに!?

なんかショックなんですけど。


そんなわたしにお構いなしに口を押さえる光啓。



「どうしたの?」

「‥‥す」

「す、?」

「っすっぱーーい!!」




すっぱい!?

‥‥あっそういえば、
あの飴レモン味だったんだ。


‥‥光啓の大っっ嫌いな。




「イタズラするからバチが当たったんだよ」



そう言うと光啓は、キッと睨んで
ポケットから飴を出して食べ始めた。



「はぁ、」



ため息をつくと

急に腕を引っ張られて、目の前には光啓の顔。


そして、口の中に広がるいちごの味。






いたずらキャンディ
(イタズラ&口直し完了〜)




おまけ→

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