NON STOP LOVE
もう一度ため息をついた頃には、
もう目の前は保健室。
いつの間に着いたのかと自分でもびっくりする。
保健室の戸を開けると、そこには例のあの子。
胸の鼓動が一気に高鳴る。
「あれ?西島くんどうしたの?」
優しい笑顔で訪ねる君にまたドキドキする。
何も答えられずにいると、
「あっ!膝ケガしてる」
座って?
と言って椅子に導く。
慣れた手つきで消毒していく。
「絆創膏で足りるかな?」
そう呟いて
絆創膏を貼っていく。
いちいち心臓がうるさい。
出来るなら、
この胸の痛みも止めて下さい。
絆創膏じゃ足りない
(僕の胸がそろそろ限界です)