NON STOP LOVE




もう一度ため息をついた頃には、
もう目の前は保健室。


いつの間に着いたのかと自分でもびっくりする。



保健室の戸を開けると、そこには例のあの子。



胸の鼓動が一気に高鳴る。


「あれ?西島くんどうしたの?」

優しい笑顔で訪ねる君にまたドキドキする。



何も答えられずにいると、



「あっ!膝ケガしてる」


座って?
と言って椅子に導く。



慣れた手つきで消毒していく。

「絆創膏で足りるかな?」



そう呟いて
絆創膏を貼っていく。


いちいち心臓がうるさい。



出来るなら、
この胸の痛みも止めて下さい。






絆創膏じゃ足りない
(僕の胸がそろそろ限界です)
< 45 / 88 >

この作品をシェア

pagetop