途方もない恋
「ただの束縛じゃん」
そうでしょ、だって。
いや別にしてもいいけどさ、当たり前すぎて言うことも無いし
「うわぁぁぁタキちゃん、付き合ってまだ数分なのに浮気しちゃうの?」
「はぁ?」
今隣にいるのは、彼氏となった卓哉
幸せで仕方が無くて、けれど不安も大きく抱えている
何せ相手は卓哉、ヘビー級の相手
だから私だって、ううん卓哉より私の方が束縛をするべきだ
「じゃあ卓哉も守ってね?じゃないと私・・・」
何するかわからないよ?
そう小さく呟けば
「うーん、何かされて見たい気もするけど。嫌われたくないからやめておこうかなぁ」
なんて呑気に笑っていた