途方もない恋









「ココ曲がったら家です」





そういってひとつのマンションを指す




ある程度の場所でサヨナラしてあげないと家が逆方向の太一くんがかわいそうだ








「え、大丈夫?」






「大丈夫ですよっ」





「そう?じゃあ一応家に着いたらメールでも電話でもしてね?」






「了解です」








手を振りながら歩いてきた道を帰ってゆく太一くん





あぁ。薄汚いライオンなんていってすみません






太一くん、とってもいい人でした





あぁー!私本当ひどい人・・・




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