途方もない恋








それは・・・





決して私を求めたわけじゃない




私の・・・いや、人のぬくもりを求めていた






もう何回も見てる、ほかの女の子を抱きしめる卓哉を





ほかの女の子に私としている以上のことをしてる卓哉を





ずっとずっと、見てた









「うん」





強く抱きつくと腰に卓哉の手が回る




苦しいよ、切ないよ、痛いよ



心で何度も叫んだ






けれど、どうしても卓哉の体を突き放すことなんてできない







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