途方もない恋








え?これから?



うーんと、特に用も無いし。別にいいかな





「うん、い・・・」







「ダメ」






目の前の太一くんは私の背後を見て目を見開いていて



周りのザワメキが尋常じゃなくて・・・





アレ?私何か・・・したっけ?





「ダメに決まってる、タキちゃんに触らないでよ」




背後で聞こえた甘い声


欲しくて欲しくて仕方なかったあの人






後ろを振り向けばやっぱり




「卓哉・・・」




恋焦がれる人がいた





















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