Tiara ─生意気王子のお姫様?─
しばらくして、たどり着いた場所。
学校の裏門。
ここから行って、裏口から侵入すれば、ものすごく早い。
けど‥‥‥ふだんは閉まっている。
もちろん、今も。
でもここを行かないと遅刻しちゃうし!
どうやって入るかって?
登るしかない!!
あたしの身長の160センチより、少し大きめの門を持ち前の運動神経であたしは軽々と登った。
ふふん。
ちっちゃい頃はよく木登りとかしてたんだから。