走りだした夢
別れ
8月25日名古屋駅まで見送りに行った。琴ちゃんも一緒に来た。
「これプレゼントね」
風太と隼人に鴨宿公園激坂レースの必死の形相の顔をした絵だった。色も塗ってあった。画用紙から出てくるのではないかと思うほど上手に描かれていた。
「ありがとう」
2人は声をそろえて言った。
「流星、たまには遊びに来いよ。また一緒に走ろうぜ」
「うん」
あまり話すと涙が出てきそうなので『うん』と声を出すことしかできなかった。
「仙台に行く時はオレも誘えよ。一人で行くなよ」
「分かってる」
2人は新幹線に乗り込んだ。
「大人になったらみんな同じチームでツール・ド・フランス目指そうよ」
風太も隼人も「何?」と耳をガラスに付けて?顔している。
新幹線はゆっくり動きだした。僕は心の中で同じ言葉を2人に向けて祈った。
「これプレゼントね」
風太と隼人に鴨宿公園激坂レースの必死の形相の顔をした絵だった。色も塗ってあった。画用紙から出てくるのではないかと思うほど上手に描かれていた。
「ありがとう」
2人は声をそろえて言った。
「流星、たまには遊びに来いよ。また一緒に走ろうぜ」
「うん」
あまり話すと涙が出てきそうなので『うん』と声を出すことしかできなかった。
「仙台に行く時はオレも誘えよ。一人で行くなよ」
「分かってる」
2人は新幹線に乗り込んだ。
「大人になったらみんな同じチームでツール・ド・フランス目指そうよ」
風太も隼人も「何?」と耳をガラスに付けて?顔している。
新幹線はゆっくり動きだした。僕は心の中で同じ言葉を2人に向けて祈った。