Soft Luck ―ファンタが街にやってきた―
「僕、姉さんのナイトになるよ。姉さんが結婚するまで」
「う、うん。よろしくねっ。・・・でも」
「でも?」
「もしわたしが一生好きな人が出来なくて、独身を通したら?」
「そしたら、僕がずーっと守るよ」
「本当?」
「うん、本当だよ。僕もママのように心が広くて理解のある奥さんもらって、姉さんのこと理解ってもらうんだ」
―このーっ!やっぱりふぁんたは子供だわ。なにが理解のある奥さんよ。いったい何を考えてるんだか。まてまて、彼は弟よ。わたしのほうがおかしいんだわ、バンビしっかりしろ!―