３ヵ月

「待てよ。」
榊は止めようとしてたけど、私は振りきった。
教室にまだ来ていなかったから、下駄箱に直行した。榊も追ってきた。少し待っていたら辰也達が。

「よっ、舞ちゃん。男らしい守ってくれる彼氏で良かったな。」
「彼氏じゃないし。それよりこんなこともう辞めなよ。随分気が済んだでしょ？」
ヘラヘラしながら辰也は
「どうしようかなー？」
その態度に頭が来た。
「舞ちゃん、もうやめとけよ。」
と榊の声がしたけど、気付いたら、辰也にビンタしてた。
その場に居合わせてしまった生徒は驚いていた。

他の生徒にも目もくれず続けた。
「辰也も同じ目に遭いたい？遭いたくなかったら謝って。」