３ヵ月

私のビンタが効いたのかうつ向きながら、小さい声で「ごめん」と一言。
「榊どうする？」
ホントはこんなんじゃ許せないけど謝ったから榊に意見を聞いた。
「俺は辰也が謝ったから許すよ。」
「わかった。」
「男らしくて子供みたいじゃない友達で良かったな。辰也？」
辰也に言われた言葉を似せて真似した。
笑いながら辰也は、
「舞ちゃんには負けるよな。それより榊と付き合ってないの？」

反省した姿が見られなかったからもう一回やってやろうと思ったが、ややこしい事になりなくなかったから止めた。


翌日、あたしのビンタが噂になっていた。そして一気に名を知られクラスまであたしの事を見にくる人もいた。