3ヵ月
第4章 恋愛期間
人を好きになることもないまま、誰とも付き合うこともないまま私は高校生となった。

全く知らない人ばかりの中に入学した。
高校生になっても慣れてしまった単独行動と、一人の方が楽なのにもっと人と関わりたいと思いながらも、人見知りもあり、そうしない私の性格は変わらぬままだと思ってた。人なんか簡単には変われないから。そして私自信も変わろうとはしなかった。


入学の日―クラスの振り分けの紙が体育館の入り口の所に張り出されていて人が集まっている。どうにか自分の名を探し3組へと向かった。
ドキドキしながらと嫌だなという後ろ向きな態度で教室へ入った。すると、すでに教室の中にいた人たちと目が合った。私もその人たちを見たし、他の人たちも私の事を見ていた。初めて会った人とはまぁそうするなと思いながら、黒板に席と名前が書いてあり、それを見て席に着いた。私の前の席は女で、後ろは男だった。
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