３ヵ月

どんな同じクラスの人が来るのか、どんな担任なのか考えていたら、女の子が一緒にいた友達とバイバイして入ってきた。そして私の席の前へ座った。その子は明るくて、小さくていつもニコニコしている感じの子だった。
私とは逆な感じの子だ。

その子は席に着くと後ろに振り向き私を見た。
「おはよう。」
私に微笑みかける。
「どっから来たの？私は内藤千花。名前なんていうの？」
質問攻めでものすごく人懐っこい。
“この子は初めて会った私に何でそんな笑顔で話しかけてこれて、そんな明るいの？”と思いながら一個ずつ答えていった。
「みんなに何て呼ばれてた？」
「‘舞ちゃん’だよ。」
「分かった。舞ちゃんね。私は千花って呼んでね。」
「うん。」


千花と出会ったことで私のこれからが少しずつ明るくなっていった。千花の明るさで一緒にいて楽しくなり、学校へ行くのが楽しくなった。
学校が楽しいと思うことなんて無いと思ってた。