君の音色





そして、そのアリたちの中に一匹だけ目立つ子アリがいた。






ピョンピョン飛び跳ねて、“目的の物”を見ようとする姿は可愛くて仕方がない。








「……ックス!」





我慢できずに、思わず笑ってしまった。






―――――ザァーー





また風が吹いて、私の髪を遊んでく…






邪魔な髪を耳にかけていると、







「おーーい!!未亜ーー!」





可愛らしい子アリちゃんがこっちへ向かって走って来た
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