想い
0章

プロローグ

「おはよう、美咲。」





「おはよう、お母さん。」






いつからだろう、“私”が“私”じゃなくなったのは。








最初は希望を持ってた。いつか、いつかきっと。って。








でも、希望を持つ事にすら疲れたんだ。







これは“現実”なんだってそう割り切ってた。
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