想い
その日の帰りに公平にアドレスと番号を交換させられた。







それから毎日公平は私を倉庫に連れて行く。まるで、自分のものを失くさないように必死に守っているかのように。








それでも毎日公平は笑顔だったから私も安心してた。








公平に「美咲」って呼ばれるたびに崩壊しそうな心に気付かないフリをして。











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