ハロウィンの夜の精霊のお仕事




マズイ!





もう一刻の猶予もありません。

どうやらこの少年は悪魔族の末裔のようです。



わたしは、少女の手に持った杖に精霊の御霊を込め、聖なる光を灯しました。

辺りの闇が、真昼のように輝き出し、少年の影をドンドンと呑み込んでゆきます。

聖なる光は全てを呑み込んで、そして消えました。




嗚呼、危機一髪でした……
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