御退散
頼光:悪霊よっ何ゆえ生者に害をなすっ!!消滅しろっ!!御退散っ!!

目玉しゃぶり:ぎぃぃぃああぁぁぁぁぁ・・・


目玉しゃぶりが蒸発するように消滅していく・・・


金時:ふぅ・・・しっかし、すごいババァがいたもんでごわす。

ツナ:でも、なんとか倒しましたね。

季武:油断はできません。また、あんなババァがいつ襲ってくるとも限りません。

頼光:どうせ来るんなら、ババァなんかより、若いお姉ちゃんがいいな

ツナ:・・・


こうして、頼光たちは、それから少し休憩を取った後、朝廷機関の屋敷へと向かうのであった。

かわって、こちらは悪路王の屋敷。いつものように悪路王は大きな杯を傾け、側には鈴鹿御前がいる。


悪路王:ん!?カラス天狗か!?

カラス天狗:カァっ!!さすがは悪路王様。


カラス天狗が悪路王がいる部屋の横の廊下に舞い降りた。


悪路王:なんの用だ!?

カラス天狗:カァっ!!目玉しゃぶりが頼光一行に倒されました。

悪路王:なにっ!!?

カラス天狗:妖鬼一族の本拠城への報告は・・・

悪路王:そんな報告できるかっ!!


悪路王が手に持っていた大きな杯を畳に投げつけるっ!!
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